パンノキと葉野菜、団子、塩漬け肉をココナッツミルクで煮詰めたグレナダのオイルダウン
🔪下準備45分
🔥調理65分
🍽️分量4
🌍料理グレナダ料理

オイルダウンの作り方|グレナダの具材を重ねる鍋料理

約27分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 5

塩漬け肉の塩を抜く

手順1: 塩漬け肉の塩を抜く

塩漬け豚肉250gをたっぷりの水に入れ、冷蔵庫で8〜12時間おきます。水を捨てて洗い、冷水から沸かして、煮立ったら湯を捨てる。この工程を3回繰り返します。3回目の水では、串が通るまで弱火で20〜30分煮て、湯を切り、一口大に切ります。肉の厚みで時間は前後するので、硬ければ煮る時間を足してください。鶏もも肉350gを使う場合は、浸水も煮こぼしも省き、皮と余分な脂を整えて一口大にするだけです。生肉を扱う道具は別にしておきます。所要時間は、塩漬け肉なら前日からの浸水にくわえて45分前後、鶏肉版は10分です。煮立ったら弱火にして、塩味の尖りが抜け、鍋で崩れない硬さになれば成功です。

STEP 22 / 5

パンノキと葉野菜、団子を整える

手順2: パンノキと葉野菜、団子を整える

パンノキ700gは皮を厚めにむき、縦に8等分にして芯を取り、さらに半分の大きさに切ります。じゃがいもを使う場合も、同じように大きめに切ってください。玉ねぎ100g、にんじん80g、ピーマン80gは切りそろえ、カラルーまたはほうれん草200gは大きく刻みます。青ねぎとタイムは、あとで煮汁へ散らすために取っておきます。団子は、小麦粉120g、コーンミール30g、塩2gにぬるま湯を少しずつ加え、耳たぶ程度の生地にします。10分休ませてから、8個の細長い団子に整えます。所要時間は20分で、火は使いません。パンノキの角が残り、団子が指で押すと戻る程度にまとまっていれば、次へ進めます。

STEP 33 / 5

鍋底から具材を詰める

手順3: 鍋底から具材を詰める

24cm程度の厚手鍋に植物油大さじ1を入れ、玉ねぎを弱めの中火で、透き通るまで2〜3分炒めます。ターメリック小さじ2を混ぜ、粉っぽさがなく色が均一になったココナッツミルク400mlも用意しておきましょう。鍋底には、パンノキ(またはじゃがいも)と、塩漬け肉(または鶏肉)を置きます。中段ににんじん、ピーマン、青ねぎ、タイムを重ね、最上段に葉野菜と団子をのせます。パンノキ・肉・野菜・葉・団子の順です。割らないスコッチボネットを上に置き、水100mlを鍋の縁から加えます。スコッチボネットは割らないこと、そして液体を入れすぎないことが大事で、具材が浸かり切る量にはせず、蓋をしたときに蒸気が回る余地を残します。所要時間は10分。硬い具材が底に、葉と団子が上に見えていれば成功です。ここでも全体は混ぜません。

STEP 44 / 5

蓋をして静かに煮る

手順4: 蓋をして静かに煮る

蓋をして中火で沸かし、沸いたら弱火に下げて50〜60分煮ます。途中で木べらを底へ入れて混ぜることはせず、煮汁が具材へ染み込んでいくのを見守り、鍋を両手で軽く揺すって液体を回してください。40分たったら、パンノキ(またはじゃがいも)に竹串を刺してみます。硬ければ蓋を戻して、10分ずつ足します。目指すのは、塩漬け肉が柔らかく、団子の中心まで火が通った状態です。煮汁が早くなくなって具材が硬いときは、鍋の縁から熱湯50mlを足して蓋をします。底をこそげて全体を混ぜてはいけません。鶏肉版は、厚い部分の中心が75℃で1分以上になっているかを確かめます。沸騰後は弱火のまま、表面が静かに揺れ、パンノキの角が残ったまま串が通れば成功です。

STEP 55 / 5

煮汁をなくし、油の輪を見て仕上げる

手順5: 煮汁をなくし、油の輪を見て仕上げる

蓋を外し、弱火で5〜10分。鍋底に水っぽい煮汁が残らず、具材の隙間にココナッツの油が薄く見えてくるところまで詰めます。底が乾いて煙が出そうなら、熱湯50mlを縁から加えます。逆に液体が多いなら、蓋を外したまま短い時間だけ煮詰めてください。焦げた底を混ぜ戻すのはやめておきましょう。具材が煮汁を吸い込み、崩れないままつやが出ていれば火を止めどきです。スコッチボネットを取り出し、鍋を5分休ませます。パンノキ(またはじゃがいも)、団子、肉は崩さないよう、大きなスプーンですくいます。所要時間は10〜15分、火は弱火のままです。液体がソース状に残らず、黄金色の油が具材を薄く包み、団子の中心が生でなければ仕上がりです。

煮込みの途中で底から返したくなったら、そこでこらえてください。返すとパンノキが崩れ、団子が沈んで煮汁が濁ります。鍋を持てる温度なら、取っ手を両手で短く揺すります。混ぜずに揺するのがコツです。揺すれない鍋なら火を弱めて、蓋を少しずらし、蒸気を逃がしましょう。水分を足すなら、熱湯は50mlずつ、鍋の縁から。そして、焦げた底を戻さないことです。

蓋を開けるときは顔を近づけず、鍋の縁から遠い側を先に持ち上げて蒸気を逃がします。煮汁は油を含んでいるので、強い火で沸騰させ続けないでください。鶏肉版では、生肉用のまな板やトングを、加熱後の団子や葉野菜に使い回さないこと。中心が75℃で1分以上になっているかは、温度計で確認します。スコッチボネットを割る場合は手袋を使い、目や粘膜に触れないようにしてください。香りだけなら、割らずに丸ごと入れて取り出します。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

グレナダ政府の公式レシピとDBEの公式レシピを元にした版です。4人分の重量や液体量は編集上の換算値で、現地の固定配合ではありません。骨格になるのはパンノキ、塩漬け肉、葉野菜、ココナッツミルクです。パンノキは硬く未熟なものを使います。日本では大きめのじゃがいもに置き換えられますが、パンノキ特有の香りとほくっとした粘りは変わります。カラルー(若いダシーンの葉)がなければほうれん草を使ってください。日本で「カラルー」と書かれていても、コールラバのことではありません。分量の要はパンノキ700g、ココナッツミルク400ml、そしてターメリックで黄色くすることです。

パンノキ、じゃがいも、ほうれん草、塩漬け肉、鶏肉、ココナッツミルク、団子の材料を並べたオイルダウンの材料
現地の材料と日本で選べる代替を、鍋へ入れる順番が分かるようにそろえる
9品目

鍋に入れる主材料

材料 分量 代替・備考
パンノキ 700g(皮と芯を除いた正味) じゃがいも700gで代用可。大きめのくし形にする
塩漬け豚肉 250g 一晩浸水してから3回煮こぼす。鶏もも肉350gなら塩抜き不要
カラルー(若いダシーンの葉) 200g ほうれん草200gで代用。硬い茎は除く
玉ねぎ 1/2個(約100g) 薄切り。鍋の中段へ
にんじん 1/2本(約80g) 5mm厚さの輪切り
ピーマン 1/2個(約80g) 緑色。種とワタを除く
青ねぎ(chive) 3本(約30g) 小口切り。白い部分も使う
生タイム 2枝 乾燥タイムなら小さじ1/2
スコッチボネット 1個 割らずに香りだけ移す。辛さを避ける場合は省略
5品目

ココナッツの煮汁

材料 分量 代替・備考
ココナッツミルク 400ml 濃いタイプ。カードでは容量と原材料を確認
ターメリック(ウコン) 小さじ2(約6g) 現地でsaffronと呼ばれる色づけ。サフラン糸ではない
植物油 大さじ1(15ml) 玉ねぎを炒める分
水 100ml 鍋の大きさと具材の水分で50〜150mlへ調整
塩・黒こしょう 味を見て少量 塩漬け肉を使う場合は最後まで加えない
4品目

ダンプリング

材料 分量 代替・備考
薄力粉または中力粉 120g 小麦粉。グルテンを避ける場合は団子を省略
コーンミール 30g 粒子の細かいもの。DBEの任意団子を4人分へ換算
塩 2g 塩漬け肉版は控えめに
ぬるま湯 60ml前後 生地がまとまる分だけ少しずつ加える
買い出し

ターメリックとココナッツミルクは、材料表に一般名で書いてあるので、Amazon・楽天の検索カードが表示されます。カードを開く意味があるのは、ターメリックの粉末の形状や、ココナッツミルクの濃さ・容量・原材料を販売ページで見比べたいときです。特定のブランドや型番はすすめません。価格や在庫も記事には固定していないので、ページで確かめてください。パンノキ、カラルー、塩漬け肉は検索カードにつなげていません。材料表の一般名と代替を頼りに探してください。玉ねぎ、にんじん、油のような日常の材料を通販で買う必要もありません。買い足す価値があるのは、ココナッツミルクをカレーや菓子にも回せる人と、ターメリックを他の煮込みにも使う人です。今回だけなら、手持ちの粉で代用することもできます。

塩漬け肉・小麦・ココナッツに注意

塩漬け肉は塩分が高いので、浸水と煮こぼしをしてから使い、仕上げの塩は味見をして決めてください。塩抜きに使った水は料理へ戻しません。ダンプリングには小麦とコーンが入ります。ココナッツ、魚介、肉を使う具材の違いもあるため、家族のアレルギー表示と、買った商品の表示を確認しておきましょう。鶏肉版にするときは、生肉に使った包丁・まな板・トングを加熱後の具材へ使い回さないでください。中心が75℃で1分以上になっているかも確かめます。

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材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
155kcal
エネルギー
5.8g
タンパク質
7.0g
脂質
19.5g
炭水化物
2.5g
食物繊維
363mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

ふたを開けると、グレナダの大鍋が食卓になる

大きな鍋の底に、パンノキと塩漬けの肉。その上に野菜、いちばん上には葉野菜と団子。火のそばで、鍋が静かに煮えています。NPRの現地取材によると、オイルダウンは人が具材を持ち寄って作る料理で、家族の食卓にも、特別な集まりにも、カーニバルにも、週末の食事にも顔を出します。ひとりが全部を用意するのではなく、それぞれが手にした材料を一つの鍋へ預ける。具材を持ち寄る大鍋が、この料理の出発点です。そして、混ぜ合わせるのではなく鍋の中に順番をつくるところから、料理は始まります。人が集まる日の料理と呼びたくなるのは、そのためです。

グレナダの共同調理を思わせる大鍋にパンノキ、葉野菜、団子、塩漬け肉を並べた屋外の食卓
具材を持ち寄り、重ねた鍋が煮えるのを待つオイルダウンの時間

名前の「oil down」は、煮えていくうちに鍋底へ落ち着くココナッツオイルと肉汁に由来します。NPRはこの状態が料理名につながると説明しています。グレナダ政府は、塩漬けの肉や鶏肉、団子、パンノキ、カラルー(若いダシーンの葉)などをココナッツミルクとハーブ、スパイスで煮る国民食として紹介しています。つまり、水分の多いスープで終わる料理ではありません。パンノキやじゃがいもが煮汁をすっかり吸い、鍋底にココナッツの油の輪が見えてくるまで待つ料理です。ただ、現地の大鍋と家庭の4人分では、量も火の強さも違います。同じ見た目、同じ香りになるとは言い切れません。

この記事の4人分は、パンノキ700gを主役にしています。手に入らなければ、大きめに切ったじゃがいも700gに置き換えてください。パンノキの香りと食感は残りませんが、パンノキが鍋の底に座る重ね方は同じです。じゃがいもでも重ね方を守ることが、料理の骨格になります。肉は塩漬け豚肉と鶏もも肉の二通りを用意しました。塩漬け豚肉は一晩の塩抜きが要るので、塩漬け肉は先に塩抜きしておきます。鶏もも肉なら塩抜きを省けるので、手に入りやすいほうを選んでください。カラルーは資料上、若いダシーンの葉を指す呼び名です。日本ではほうれん草で代用しますが、現地の葉と同じものとは考えないでください。

豆知識

Island Learning Grenadaは、オイルダウンをグレナダ、カリアクー、プティ・マルティニークの国民食として紹介しています。通年食べられる料理ですが、2月の独立月になるといっそう登場する、とのことです。Embassy of Grenadaも、2024年の国際文化イベントでオイルダウンを「国民食」「文化遺産の味」として供したと報告しています。とはいえ、国民食だから配合が一つに決まっているわけではありません。島によって、家庭によって、集まりによって、入る具材は変わります。


パンノキとココナッツが、島の歴史を一鍋にする

鍋に入る材料は、それぞれ別々の道を通って島に着いています。NPRの記事は、カラルー(ダシーン)を初期のカリブ海の栽培と結びつけています。バナナはアジアから欧州を経て伝わった作物、塩漬けタラはカナダから入った保存食、パンノキは太平洋の由来、ターメリックは南アジア系の移民との縁です。カリブ海の葉野菜の隣に、太平洋から来たパンノキが座り、そこへ南アジアのターメリックが黄色い色を流し込む。どの起源も一つの民族や一つの出来事にはまとめきれません。別々の来歴をもつ材料が同じ鍋で一緒に煮えていること、それ自体が島の文化の重なりを映しています。

NPRには、オイルダウンを「social thing」と呼ぶ地元の声が載っています。具材を持ち寄る集まりでは、家庭の料理と屋外の大鍋が地続きになるのだそうです。中身も一様ではなく、塩漬け肉、鶏、魚介、カニ、コンク、野菜だけの版まであり、肉と野菜の選び方は家族や集まりごとに違います。この記事の4人分も、その幅を隠しません。塩漬け豚肉版と鶏肉版を並べ、魚介を使う場合は加熱時間を流用しないように、あとで触れます。

この料理の手つきで大事なのは、混ぜないことです。Island Learning Grenadaは、パンノキから始めて野菜と肉を重ね、上に団子とカラルーを置く「packing of the pot」を重要な技法に挙げています。NPRも、パンノキと肉を底、野菜を中、カラルーと団子を上に置く一般的な順番を紹介しつつ、家庭ごとに順番の議論があると記しています。家庭で作るときは、木べらで底からかき混ぜ続けず、鍋を軽く揺すって具材を崩さないようにします。底から混ぜないこと。葉と団子は上に置くこと。煮汁は全体に回る量だけを入れて、煮汁が消えるまで火を急がない。詰めて、待つ煮込みです。

豆知識

オイルダウンの黄色を作っているのはターメリックで、地元では「saffron」と呼ばれることがあります。Island Learning GrenadaとNPRがそう説明しています。ただし、高価なサフラン糸のことではありません。日本の材料表ではターメリック(ウコン)と書きます。ココナッツミルクに混ぜて鍋へ広げると、黄色は香りだけでなく、色の目印としても全体に行き渡ります。


材料を使い切る関連レシピ

煮詰まりの見極めを、家庭の鍋へ置き換える

Island Learning Grenadaによれば、ストーブなら約1時間、fireside(薪火)では鍋が大きく火も均一でないため、数時間かかることもあるそうです。家庭版の50〜60分は、24cm鍋で4人分を作る場合の目安です。パンノキの硬さ、鍋の厚み、火力、肉の下処理によって前後します。火を止める合図は時間ではなく、鍋の中にあります。液体が消えたこと、固い具材に串が通ること、団子の中心が生でないこと、油が薄く見えること。この四つがそろったときです。時間ではなく水分を見て、串が通る硬さを確かめ、鍋底の黄金色の油を目で追ってください。

厚手の家庭鍋でオイルダウンの水分量とパンノキの硬さを確かめる場面
蓋を外す終盤は、煮汁の残り方と具材の硬さを一緒に見る
代替材料の組み方

パンノキは、じゃがいも、ヤム、硬めのさつまいもに置き換えられます。ただ、甘みと煮崩れ方は変わります。じゃがいもを使うなら、パンノキと同じ大きめの形に切ってください。カラルー(ダシーン)はほうれん草で代用できます。ダシーンを省いても作れますが、葉の粘りと香りは弱くなります。塩漬け豚肉は鶏もも肉に替えられます。その場合、鶏肉に塩抜きはしません。鍋へ入れる順番も変えません。ターメリックは一般名のままカードで粉末を選び、現地名のsaffronをサフラン糸に置き換えないでください。

具材を変えるときの火入れ

Island Learning GrenadaとNPRは、塩魚、カニ、コンク、鶏肉、肉なし版などの幅を紹介しています。魚介は崩れやすく、鶏肉は中心温度の確認が要ります。野菜だけの版には、塩漬け肉から出る塩分がありません。具材を変えたときは、水分の減り方と火の止めどきを、それぞれ別に見てください。この記事の4人分は、塩漬け豚肉版と鶏肉版を主案にしています。カニや塩魚を加える場合は、地域差の一例として扱ってください。魚介の具体的な加熱時間は、この記事の肉版から推測できません。

豆知識

カラルーは資料上、若いダシーンの葉を指す呼び名で、コールラバ(球状の野菜)とは別物です。日本の代替表にはほうれん草と書いています。グレナダの資料では、ターメリックがsaffronと呼ばれることもあります。材料カードと日本の表記はターメリック(ウコン)にそろえてあり、サフラン糸を買う必要はありません。また、グレナダ、カリアクー、プティ・マルティニークでは、具材の組み合わせにも火の使い方にも幅があります。この記事は、その一例を日本の鍋に縮めたものです。

大鍋の料理を、4人分の食卓へすくい分ける

NPRが紹介するとおり、オイルダウンは家族の食卓や集まりで食べる料理です。鍋から、パンノキ(またはじゃがいも)、団子、肉、葉野菜を一緒にすくい、皿へ盛ってください。ココナッツの煮汁が残した油は、上から回しかけます。米を必ず添える料理ではありません。鍋から一緒にすくうのが基本で、団子と葉野菜を同じ皿へのせます。辛さを分けたいときは、丸ごとのスコッチボネットを鍋から取り出し、辛味ソースやライムを別皿に置きます。辛味は別皿へ逃がすわけです。これは家庭での盛り付けの提案で、現地の盛り付けを見てきたという話ではありません。

パンノキ、団子、葉野菜、塩漬け肉を一つの皿へすくい、ライムとスコッチボネットを添えたオイルダウン
具材を分けずにすくい、ココナッツの油をまとわせて食べる
保存と温め直し

食べ終えたら、鍋のまま室温に長く置かず、浅い密閉容器に小分けして冷まします。鶏肉版では、生肉用の器具を完成品に使い回さないでください。保守的な家庭向けの案内では、翌日までに食べ切るのが目安です。異臭や粘りがあるとき、長時間室温に置いたときは、味見をせずに捨てます。保存日数は家庭の設備や扱い方で変わるので、一律には保証できません。温め直しは、食べる分だけを鍋へ戻し、弱火で中心まで熱くします。水分が足りなければ熱湯を少し加えます。鶏肉版は、厚い部分が75℃で1分以上になっているか確かめてください。

翌日に食べるときも、パンノキ(またはじゃがいも)を崩しすぎないように温め、団子と肉を一緒にすくいます。水分が減っていたら、熱湯を少しだけ足して弱火にします。肉なし版や鶏肉版のように具材が違うものは、保存容器に書いておくと、辛味やアレルギーの違う家族の分と混ざりません。別の煮込みへ作り替えるのではなく、翌日までに食べ切る範囲で、そのまま温め直してください。

よくある質問

パンノキがないと、オイルダウンになりませんか

じゃがいも、ヤム、硬めのさつまいもで作れます。ただ、パンノキの香りや粘り、煮汁の吸い方は変わります。代わりの芋も、大きめのくし形に切って、鍋底に置く順番を守ってください。小さく切ると煮崩れて、鍋全体が濁ります。パンノキが手に入ったときは、現地寄りの一皿になります。だからといって、じゃがいも版を偽物と呼ぶ必要はありません。

カラルーは何を買えばよいですか

カラルーは資料上、若いダシーンの葉のことです。日本で見つからなければ、ほうれん草を200g使い、硬い茎を除いて大きく刻みます。コールラバは別の野菜なので、名前だけで選ばないでください。ほうれん草は火が通りやすいので、鍋の最上段に置いて、長く煮すぎないようにします。

塩漬け肉と鶏肉はどちらを選べばよいですか

塩漬け豚肉は、塩味と保存食らしい輪郭が出ます。その代わり、一晩の浸水と3回の煮こぼしが必要です。鶏もも肉は塩抜きが要らず、下ごしらえが短く済みます。鶏肉版は、生肉の扱いと、中心温度75℃で1分以上を優先してください。どちらか迷ったら、まず鶏肉版で重ね方と煮詰まりの見方を覚え、次に塩漬け肉版へ進むのがおすすめです。塩漬け肉を、普通のベーコンに置き換えることはしません。

なぜ鍋を混ぜないのですか

オイルダウンは、鍋底の硬い具材から上の葉と団子までを層にして、煮汁が下から回る構造を保つ料理だからです。底から混ぜると、パンノキが崩れ、団子が沈み、煮汁の濃さが偏ります。鍋を軽く揺すり、熱湯を縁から少しずつ加えてください。具材を返す料理ではなく、液体が吸われて油が見えるまで待つ料理です。

オイルダウンは翌日に食べられますか

浅い容器に小分けして冷蔵し、保守的には翌日までに食べ切ってください。室温に長く置いたものや、異臭や粘りがあるものは捨てます。食べる分だけ弱火で中心まで温め、鶏肉版は厚い部分が75℃で1分以上になっているかを確かめます。水分は熱湯で戻し、何度も全量を再加熱しないでください。塩漬け肉版は、冷めると塩味が強く感じられます。温め直したあとに塩を足すのはやめておきましょう。

主な参考リンク

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