バナナと黒豆を包んだタイのカオトムマットをバナナの葉ごと並べた様子
🔪下準備4時間45分
🔥調理2時間35分
🍽️分量6
🌍料理タイ料理

カオトムマットの作り方|タイのバナナもち米菓子

約32分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 6

もち米を洗い、4時間浸水する

所要時間4時間15分

手順1: もち米を洗い、4時間浸水する

もち米300gをボウルに入れ、最初の水はすぐ捨てます。米をこすり合わせず、水を替えながら3〜4回洗い、米が十分にかぶる室温の水へ4時間浸します。浸水後はざるへ上げ、10〜15分置いて表面の水を切ります。

浸水の目安は、米粒の中心に硬い白い芯が少し残る程度です。完全に炊けたように透明になるまで浸す必要はありません。水切りが足りないと、半煮えにする段階で生地がゆるくなります。浸水を短縮したいときに熱湯を使うと表面だけが先に水を抱えるため、まずは室温の水で時間を確保します。

STEP 22 / 6

葉を二重にできる状態へ整える

所要時間15分

手順2: 葉を二重にできる状態へ整える

バナナの葉を25cm×20cmほどに24枚切り分け、表面の汚れを水で落としてから清潔な布で拭きます。冷凍葉は完全に解凍してから扱います。硬くて折れそうなら、沸騰した湯を回しかけ、色が少し鮮やかになってしなやかになるまで待ちます。

葉の中央に硬い筋があれば、包みの折り目に当たらないよう削ぎます。葉が裂けると蒸し汁が漏れるため、一枚で済ませず、内側と外側を少し角度を変えて重ねます。葉の代替を使う場合は、クッキングシートを内側、アルミホイルを外側に置き、蒸気が逃げないよう両端を折ります。

STEP 33 / 6

ココナッツの生地を半煮えにする

所要時間25〜35分

手順3: ココナッツの生地を半煮えにする

鍋にココナッツミルク400ml、水100ml、砂糖90g、塩5gを入れ、弱めの中火で温めます。沸騰させず、砂糖と塩が溶けたら、水切りしたもち米を加えます。木べらで底をなぞりながら、弱火で混ぜます。

20分ほどで液体がほとんど見えなくなり、米は外側がやわらかく、中心にわずかな硬さを残した状態になります。鍋底をなぞると一瞬だけ道ができ、持ち上げると米がまとまる程度で火を止めます。完全に炊き切った米を包むと、蒸し上がりで粒が崩れてバナナを押し出します。逆に液体が残りすぎると、葉から甘い汁が流れます。

この段階の味は、完成品より少し薄く感じます。蒸しながらバナナの甘さと葉の香りが加わるため、砂糖を後から足して調整しません。鍋の米をバットへ広げ、手で触れられる温度まで10分ほど冷まします。

STEP 44 / 6

バナナと豆を葉で包み、二本一組にする

所要時間25分

手順4: バナナと豆を葉で包み、二本一組にする

バナナを縦に4〜6等分し、包みの長さに合わせて棒状にします。葉を二枚重ね、中央へココナッツ米を大さじ山盛り2杯ほど置きます。米の中央へバナナ一本と黒豆を並べ、その上へ同量の米を重ねます。米で具が見えなくなったら、葉の長辺を折り、両端を内側へ折り込んで細長い包みにします。

包みを二つ作り、平らな面を合わせてひもで2か所結びます。強く締めると米が膨らむ場所を失うので、葉が閉じる程度にとどめます。結び目が外側にあると、蒸し上がり後にほどきやすくなります。包みの中に空洞があると蒸気が偏るため、最後の米を置くときは指先で軽く押して隙間を減らします。

STEP 55 / 6

蒸気を保ち、90〜120分蒸す

手順5: 蒸気を保ち、90〜120分蒸す

鍋の湯を十分に沸かし、蒸し器へ包みを並べます。ふたの内側の水滴が落ちないよう、ふたを布で包める場合は布を巻きます。中火で蒸気を保ち、まず90分蒸します。途中で湯が減ったら、包みへ直接かからないよう鍋の端から熱湯を足します。

90分たったら、包みを一つ取り出して5分置き、葉の端を開きます。米が透明感のある白さで、指で押すと粘りながらつぶれ、中心に硬い芯がなければ蒸し上がりです。中心が硬い、または葉の内側に生の米が見える場合は、15分ずつ延長します。資料の伝統的な配合では約2時間蒸す例があるため、包みが大きいときは120分までを見込みます。

STEP 66 / 6

ひもをほどき、温度を落として食べる

手順6: ひもをほどき、温度を落として食べる

蒸し上がった包みをトレーへ移し、ふたをしたまま15分休ませます。熱いうちに開くと米が葉へ張りつきやすいため、少し温度を落としてから結び目をほどきます。葉を開くときは、外側の葉を皿の下へ敷いたままにすると、手で食べるときの受け皿になります。

温かいままならココナッツの香りが前に出て、冷めるとバナナの甘さと豆の輪郭が強くなります。二つ一組の包みを一人分として皿へ置き、無糖の茶や濃くないコーヒーを添えます。包みを分ける場合は、濡らした包丁で一気に押すと、米とバナナの断面が崩れにくくなります。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

一人分を二個とし、細長い包みを12個作ります。もち米は浸水すると重くなるため、計量は乾いた状態で行います。バナナは一本をそのまま入れるのではなく、包みの長さに合わせた棒状に切ります。

タイ産もち米、ココナッツミルク、熟したバナナ、黒豆、バナナの葉を並べたカオトムマットの材料
もち米、ココナッツ、バナナ、豆、葉を役割ごとにそろえる
6品目

もち米とココナッツの生地

材料 分量 代替・備考
タイ産もち米 300g 国産もち米でも作れる。うるち米は粘りが足りない
無糖ココナッツミルク 400ml ココナッツクリームなら水で流せる濃さへ調整する
水 100ml ココナッツミルクの濃さで10〜30ml増減する
砂糖 90g 白砂糖は軽く、きび砂糖は蜜の香りが強い
塩 5g 甘さを締めるため、減らしすぎない
ゆでた黒豆または赤豆 100g 無糖の缶詰は水気を切る。乾燥豆は先にゆでる
4品目

中に入れるものと包材

材料 分量 代替・備考
熟したバナナ 3〜4本、正味約450g ナムワー種が本来の候補。日本では香りのある完熟バナナで代用する
バナナの葉 12枚分の二重包み(24片) 冷凍品は解凍して水気を拭く。幅25cm、長さ20cmほどに切る
食品用のひも、または戻した竹ひも 12本 1包みを二つに分けて結ぶ。金属線や着色された飾りひもは使わない
蒸し器の湯 2L以上 途中で空だきにしない。鍋の大きさに合わせて補充する

ココナッツミルクを買うなら、加糖飲料ではなく、原材料がココナッツと水を中心にした無糖の缶を選びます。400ml前後の缶なら、この分量で使い切れます。すでに無糖タイプがある人は買い足さなくて構いません。リンク先で確認する一点は、商品名よりも「加糖ではないこと」と容量です。

準備

日本での材料差を先に決める

ナムワー種のバナナは、タイ政府の資料でも熟したものが向くとされています。日本のキャベンディッシュ種を使うなら、皮に斑点が出て香りが立ち、持ち上げたときに崩れないものを選びます。まだ青いバナナは甘さと水分が足りず、蒸しても中心が硬く残りやすいので、買った日に無理に作りません。反対に果肉が液状に近いものは、包むときに米から流れます。

バナナの葉は、冷凍品を解凍して使えます。葉の表面を清潔な布で拭き、硬い中央の筋を必要に応じて切り落とします。葉が割れやすいときは、熱湯をかけるか、蒸気へ短時間当ててしなやかにします。葉が手に入らない場合は、クッキングシートで包んでからアルミホイルで外側を閉じる方法へ切り替えられます。ただし、葉の青い香りと包みをほどく楽しさは戻りません。

もち米を国産へ替えても、浸水と蒸し上がりの見分けを守れば形になります。タイ産を買う意味は、米そのものに少し香りがあり、ココナッツを含ませても粒の存在感が残りやすい点です。初回は国産、二回目にタイ産と分けると、材料差を自分の舌で判断できます。

蒸し器は、包みを重ねてもふたに当たらず、湯を追加できる大きさが必要です。何度ももち米や蒸し菓子を作るなら、鍋に合う専用品を選ぶ意味があります。一度だけ試すなら、深鍋、蒸し台、耐熱皿の組み合わせで十分です。カードの商品は、商品ページで直径28cm、ステンレス製かどうか、蒸し皿と鍋がセットか単品かを確認してください。

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材料表の分量6人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
78kcal
エネルギー
1.3g
タンパク質
2.5g
脂質
13.2g
炭水化物
0.8g
食物繊維
55mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

葉をほどくと、もち米の甘さにバナナが追いつく

カオトムマットの結び目をほどくと、最初に見えるのは白いもち米です。葉の内側には蒸気がこもり、米はココナッツミルクの脂を含んで、粒の輪郭を残したままやわらかくなっています。中央のバナナは熱で甘さが濃くなり、ところどころに入った豆が、ねっとりした食感へ小さな歯ごたえを足します。

カオトムマット(ข้าวต้มมัด、Khao Tom Mat)は、もち米をココナッツの液体と砂糖、塩で調味し、バナナや豆と一緒にバナナの葉で包んで蒸すタイの菓子です。細長い包みを二つ組にして結ぶ姿がよく知られていますが、行事や地域によって、包みの形や具の組み合わせには幅があります。

このレシピは、米を一度に完全に炊かず、半煮えの状態で葉へ包み、最後の火を蒸気に任せる作り方です。葉の香りをつけるだけなら紙でも代用できますが、二重にした葉が蒸気と甘い汁を受け止めると、冷めても米が乾きにくくなります。タイ政府の料理資料にある材料と工程を骨格に、家庭用12個分へ調整しました。

先に買うものを決めるなら、味の中心になるタイ産もち米、無糖のココナッツミルク、蒸気を安定させる蒸し器の三つです。バナナの葉は冷凍品で構いません。逆に一度だけ試すなら、米は国産もち米、蒸し器は手持ちの深鍋と蒸し台で始めても、包み菓子の仕組みは確かめられます。

タイ産もち米を選ぶ条件は、原材料がもち米で、商品名に「もち米」または「グルテンライス」と明記されていることです。次にラープやカオニャオを作る予定があるなら、香りと粒のまとまりを試す価値があります。一度の菓子のために大容量を持て余すなら、国産もち米で作り、葉の香りと蒸し上がりの方へ予算を回す判断もできます。商品ページでは内容量と原材料を確認してください。

供物と祝いの食卓に置かれる、タイの包み菓子

カオトムマットを一つの地域の名物として固定すると、食べられてきた場面がこぼれます。Thailand Foundationは、タイ南部ではなく下部イサーンのクメール系コミュニティ、特にスリン、シーサケート、ブリーラムの食文化を紹介するサエン・ドンタの記事で、10番目の旧暦月、現在の9〜10月ごろに祖先へ供える料理の一つとしてカオトムマットを挙げています。もち米を葉で包み、バナナを入れる姿は、甘味であると同時に家族と祖先をつなぐ供物です。

サエン・ドンタでは、10番目の旧暦月の14日目にあたるワン・ベントゥージが重要な供養の日として説明されています。供物は僧侶や祖先へ向けられ、もち米は家族の結びつきや、離れた人を近くに保つ象徴として語られます。カオトムマットを食べるとき、単にバナナ入りの甘い米菓子として見るだけでなく、結ぶ、分ける、供えるという動作まで含めて考えると、細長い包みの形にも意味が見えてきます。

別のThailand Foundationの記事では、中央部のモンの功徳行為とココナッツもち米菓子の関わりが紹介されています。そこでは、カオトム・ルークヨンは尾の長い三角形、カオトムマットは葉で包んだ棒状で節ごとに結ぶ姿、カオトム・クルックは葉で包まず削ったココナッツを添える一口大の姿として区別されています。名前が似ていても、葉をどう折り、食卓へどう出すかで、手に取ったときの印象は変わります。

つまり、今回作る棒状のカオトムマットは一つの正解ではなく、タイのココナッツもち米菓子の一つの姿です。三角形に折れば別の近縁菓子へ近づき、葉を外して小さく盛れば、供物や取り分けの場面に合わせた姿になります。起源を単一地域へ戻すより、もち米、ココナッツ、葉、甘い果実が、行事と家庭の間を移動してきた料理としてとらえる方が無理がありません。

日本の台所で守りたい順番は、次の通りです。

守るもの タイの包みでの役割 日本での判断
もち米 ココナッツと具をつなぐ、粘りのある土台 タイ産は香りを寄せやすい。まず作るなら国産でもよい
ココナッツと塩 甘さを丸くしながら、米の輪郭を出す 無糖タイプを選び、塩を抜かない
バナナ 包みの中央で甘さと水分を加える 品種名より、熟して香りがあることを優先する
バナナの葉 香りを移し、蒸気を閉じ込める包材 冷凍葉で代用できる。紙とアルミホイルでは香りが変わる
豆 やわらかな米に歯ごたえを加える 無糖の黒豆または赤豆をゆでて使う

失敗した包みを戻す|米の硬さと水分を見分ける

カオトムマットの失敗は、甘さよりも水分の偏りから起きます。包みを全部開く前に、結び目の端や葉のふくらみを見ます。葉が乾いていて包みが軽いなら蒸気不足、葉の底に液体がたまっているなら半煮えの米がゆるすぎた可能性があります。

状態 主な原因 戻し方
中心に硬い芯がある 浸水不足、米の層が厚い、蒸気が弱い 包みを閉じ直して15分ずつ再蒸しする。湯を切らさない
米が葉から流れる 半煮えの段階で液体が残りすぎた まだ包む前なら鍋へ戻し、弱火で5分ずつ水分を飛ばす
葉が破れて豆が出る 葉が乾いていた、ひもを強く締めた 破れた包みを新しい二重葉で包み直し、結び目をゆるめる
バナナが青く硬い 熟度不足、切り方が厚い 次回は香りが出た果実を使う。今回の包みは中心まで再蒸しする
甘さが重い 砂糖が多い、バナナが過熟 無糖の茶を添え、次回は砂糖を10〜15g減らす
豆だけが硬い ゆで不足、または乾燥豆をそのまま入れた 無糖のゆで豆を使う。完成後に豆だけを戻すことは難しい

蒸し上がったあとに米が硬い場合、葉を開いて水をかけるより、包みの形を保ったまま再蒸しします。水を直接注ぐと甘い液体が流れ、米の外側だけがやわらかくなります。再蒸ししても芯が残る包みは、葉から出して少量の水と一緒に鍋で温め、ココナッツ米のプディングのように食べる方が無駄になりません。

保存する場合は、粗熱が取れたら清潔な容器へ入れて冷蔵し、長時間を室温に置きません。冷蔵した包みは、食べる分だけ蒸し器で中心まで温めます。異臭、見た目の変化、酸味の強まりがあれば食べずに廃棄してください。冷凍するなら、葉ごと一個ずつ包んでから保存袋へ入れ、食べる日に蒸して戻します。電子レンジだけでは葉の香りが弱く、中心と外側の温度差も出やすいので、蒸気を使う方が向いています。

形を変えると、近い菓子との違いが分かる

包み方を変えると、同じココナッツもち米でも食べる場面が変わります。棒状のカオトムマットは、ひもをほどいて二人分を分けやすく、持ち運びにも向きます。三角形へ折るカオトム・ルークヨンは、葉の角が立って見た目が変わります。葉を使わないカオトム・クルックは、一口大にして削ったココナッツを添えるため、取り分け皿へ出しやすくなります。

形 具と仕立て 日本で試すときの判断
棒状・二本一組 バナナと豆を米で包み、葉を節ごとに結ぶ 今回の作り方。葉の香りと持ち運びやすさを優先する
三角形 角のある葉包みで、尾のような葉を残す形 米の量を減らし、折り目を先に作ると崩れにくい
葉なしの一口大 米と具を小さくまとめ、削ったココナッツを添える 葉が買えないときの代替。香りより取り分けやすさを選ぶ

これは同じ料理の正誤ではなく、包材と食卓の関係です。葉の香りを主役にしたい人は、冷凍葉を探して二重に包みます。形だけを試したい人は、クッキングシートとアルミホイルで作り、米と具の組み合わせを確認してから葉を買えば十分です。

家庭で変えるなら、味の軸を一つだけ動かす

伝統的な配合を守りながらも、手に入る材料と食べる人に合わせて小さく変えられます。何種類も一度に動かすと、米が硬かった理由や甘さの差が分からなくなるため、最初は一つだけ替えます。

  1. 豆を黒豆から赤豆へ替える。タイ政府の資料でも黒豆と赤豆の両方が挙げられています。赤豆は皮の色が米へ移りやすいため、ゆで汁をよく切ってから使います。
  2. 砂糖を10〜15g減らす。バナナが十分に熟しているときは、米の甘さを控え、果実の香りを前へ出せます。塩は減らしすぎない方がココナッツの輪郭が残ります。
  3. バナナをタロイモへ替える。これは家庭向けのアレンジです。加熱したタロイモを棒状にし、砂糖を少し絡めてから包みます。水分が少ないので、米の生地をやや柔らかめにしておきます。
  4. 焼きいもを少量入れる。バナナを全部替えず、半量だけ焼きいもにすると、葉の香りを残したまま秋らしい甘さへ寄せられます。具が厚いと米の中心が割れるので、1cm角より太くしません。
  5. ココナッツミルクの一部をココナッツクリームへ替える。100mlだけをクリームへすると脂の香りが強くなります。全部を替えると生地が重くなり、半煮えの見極めが難しくなるため、初回は一部にとどめます。

現地らしさを優先する順番は、バナナの葉、もち米、ココナッツ、熟したバナナです。器具や砂糖の種類を先に増やすより、この四つのうち買えるものを一つずつ寄せる方が、味の違いを読み取りやすくなります。

食べる場面をたどる|甘い米を手で分ける

ThaiCookbook.tvは、カオトムマットを祭りや寺院で手に取って食べる柔らかな菓子として紹介しています。Thailand Foundationの二つの記事では、祖先への供物や僧侶への布施と結びつく例が確認できます。すべての家庭が同じ行事で食べるという意味ではありませんが、葉に包まれた菓子が、皿の上だけで完結せず、分けて渡す食べ物でもあることは共通しています。

食卓では、葉を完全に外して盛るより、下に敷いたまま出すと香りが残ります。熱いうちは米とココナッツが先に来て、少し冷めるとバナナの甘さが濃くなります。二個一組を一人分にしたのは、棒状の包みを一つずつ手に取り、片方を隣へ渡せる量にするためです。これは家庭用の盛り付け提案であり、決まった作法ではありません。

同じタイの甘いもち米を比べたいなら、マンゴーの水分と塩気のあるソースで食べるカオニャオ・マムアンが向いています。蒸し菓子の弾力とココナッツの香りを比べるなら、米粉とタピオカ粉を層にするカノム・チャンへ進めます。葉で米を包み、行事の皿へ置く別の姿を見たいときは、ベトナムのバインチュンが対照になります。

よくある質問|葉、米、甘さの迷いをほどく

Q. 日本のもち米で作ると、カオトムマットになりませんか?

形は作れます。タイ産もち米の方が香りや粒のまとまりを寄せやすいものの、国産もち米でも、4時間の浸水、半煮えで包むこと、中心まで蒸すことを守れば、バナナとココナッツを包む菓子になります。違いを確認したい人は、同じ分量で米だけを替えて比べてください。

Q. バナナの葉が生ではなく冷凍でも大丈夫ですか?

大丈夫です。完全に解凍し、水気を拭いてから使います。葉が硬いときは、熱湯をかけて折れる程度までしなやかにします。冷凍葉は生葉より香りが弱いことがあるため、二重に包むことと、包みを開く直前まで葉を外さないことを優先します。

Q. 黒豆は甘い煮豆でも使えますか?

使えますが、全体がかなり甘くなります。まずは無糖のゆで黒豆か赤豆を使い、甘い煮豆を使うときは砂糖を10〜20g減らします。豆の水気が多いと米の中で崩れるため、表面をペーパーで軽く押さえます。

Q. 蒸し器がないと作れませんか?

深鍋に蒸し台を置き、その上へ耐熱皿を載せ、ふたをすれば作れます。包みが湯へ触れない高さを確保し、湯がなくならないようにします。何度も蒸し料理を作る人だけ、鍋の内径と蒸し器の直径が合う専用品を選べば十分です。

Q. 甘さを控えたいとき、砂糖だけ減らせばよいですか?

まず10〜15gだけ減らし、塩はそのままにします。塩まで減らすと甘さが軽くなるのではなく、ココナッツと米の味がぼやけます。バナナが熟している日は砂糖を減らし、まだ香りが弱い日は標準量へ戻します。

Q. 作った翌日に食べられますか?

粗熱を取って冷蔵し、食べる分だけ蒸して中心まで温めれば食べられます。葉を開いてから保存すると米が乾きやすいため、包みのまま密閉します。長時間室温に置いたもの、においや見た目に変化があるものは食べません。

カオトムマットは、特別な砂糖や飾りを増やすほど現地らしくなる菓子ではありません。もち米が液体を抱え、バナナの香りが葉の中に残り、豆が一口の途中で輪郭を出す。その三つがそろえば、手持ちの鍋でも料理の中心をつかめます。葉の香りをもう一段強くしたくなったときに、タイ産もち米や専用蒸し器を買い足せば十分です。

主な参考リンク

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